タワマンと聞くと、多くの人が「高い階に住む」イメージを持ちます。夜景が広がる高層フロア、雲の上にいるような解放感——そういったイメージが先行しているからかもしれません。
でも実際に首都圏のタワーマンションに住んでいる人の声を聞いてみると、低層階を選んで「正解だった」という声が、思いのほか多いのです。
今回は、そのリアルな話をお伝えします。
■ そもそも「低層階」って何階から?
タワーマンションに厳密な定義はありませんが、一般的に高さ60メートル(おおよそ20階建て)以上のマンションを指します。低層階は建物によって異なりますが、おおむね2〜10階前後を指すことが多いです。
「低層」と聞くと「眺めがない」「なんとなく損をしている」という印象を持つ方もいますが、実際に住んでみると見えてくるメリットがあります。
■ エレベーター待ちは、積み重なるとストレスになる
高層階の最大のデメリットとして、よく挙げられるのが「エレベーター待ち」です。
朝の出勤時間帯、夕方の帰宅時間帯——タワーマンションはエレベーターが複数基あるとはいえ、戸数も多いため混雑します。30階から1階まで降りるのに5〜10分かかることも珍しくありません。
毎日のこととなると、積み重なってじわじわストレスになる、という声は少なくありません。
低層階であれば、階段を使うという選択肢もあります。エレベーターが混んでいれば階段で降りればいい。この「逃げ道」があるだけで、気持ちの余裕が違います。
■ 共用設備は、全員が平等に使える
タワーマンションの魅力のひとつは、充実した共用設備です。ジム、ラウンジ、ゲストルーム、ワークスペース——これらは、基本的に階数に関係なく全住民が利用できます。
つまり、低層階に住んでいても、高層階の住人と同じ設備を同じ条件で使えるのです。
「家賃を少し抑えながら、設備はフルに使う」という選択をしている方も多くいます。共用設備を積極的に活用するライフスタイルの方にとって、低層階はコスパの良い選択と言えます。
■ 家賃の差は、意外と大きい
同じ建物の中でも、低層階と高層階では家賃に差があります。建物・エリアによって異なりますが、同じ間取りで月2〜5万円程度の差がつくことも珍しくありません。
その差額を、食費・旅行・趣味・貯蓄に回す——という選択は、長い目で見るとかなり大きな差になります。
「眺望にお金を払うか、暮らしの余裕にお金を使うか」。どちらが正解というわけではありませんが、後者を選ぶ人が確実に増えています。
■ 外出が多い人・ペットがいる人には特に向いている
低層階のもうひとつのメリットは、外出のしやすさです。
階段ですぐに外に出られる、エレベーターを待たずに散歩に行ける——ペットと暮らしている方や、小さなお子さんがいるご家庭からは「低層にして本当によかった」という声をよく聞きます。
また、緊急時にも階段での避難がしやすいという安心感もあります。
■ 「高さより、暮らしやすさ」を選ぶ時代へ
タワーマンションの価値は、階数だけで決まるものではありません。
エレベーターの快適さ、共用設備の充実度、外出のしやすさ、毎日の動線——暮らしの質を左右する要素は、むしろ「どの階に住むか」よりも「どう使うか」にあります。
たわいろは、そういう視点でタワマン選びをサポートします。「自分にとってちょうどいい一部屋」を一緒に探しましょう。